フェイスケアや眉、メイクやひげ脱毛など、男性の美容への意識は年々向上しています。ヘアスタイルも同じで、今の流行やなりたい姿を想像し、サロンへと足を運ぶ男性客は多くなっています。ここでは、もっと身だしなみに関心を持ってもらうきっかけともなるスタイリング術について、『NORA』の人気スタイリストに聞きました。
嶋津慧青 『NORA SHIBUYA』店長(左) YUMA ISHIKAWA『NORA HAIR SALON』クリエイティブディレクター(右)
メンズ客は美容室に何を求めるのか?
最近の男性客が望むヘアスタイルは・・・・・・
YUMA:再現性の高い、ナチュラルな質感のヘアスタイルが多いです。美容室でのヘアスタイルを、お客さまが自宅で再現できなければ満足度は下がりますからね。あとは、ミディアムレングスのお客さまも多いですし、韓国風のツヤ感や毛流れの美しさがポイントとなるようなヘアスタイルも人気です。
嶋津:少し長めのレングスが人気です。サイドや襟足を動かしたり、髪を耳にかけたりと、スタイリングにアレンジが利くスタイルは、お客さまの気分やTPOに応じて変えられるので喜ばれます。あとは多少髪が崩れても、それが逆にカッコ良く決まるようなデザインですね。
メンズ客へのデザイン提案時に意識することとは?
YUMA:「朝のスタイリングをどれくらいやるか」は必ず確認しています。例えば、ヘアアイロンは使わないけれど、センターパートのデザインにしたいという方には、パーマを提案します。逆に、ヘアアイロンを使用するのが習慣になっている方には、複数のスタイルを楽しんでいただけるようなカットやカラーの提案をする、などです。私のお客さまは7割がデザインを持ち込み、3割が相談でお越しいただきますが、「実際になりたい姿」と「予約の施術メニューでできるデザイン」が合致するかどうかは、お客さまによるスタイリング方法も大きく関係してきます。
嶋津:長期的なイメージの共有と、細やかなデザイン提案を意識しています。例えばお客さまが持ち込んだデザインはトップが長めのスタイルなのに、実際にはレイヤーベースで髪が全く足りない・・・・・・なんてこともよくあるんです。そういうときには髪の長さの現状と、何カ月後の完成を目指してどのように手入れをしていくかをきちんと説明して納得してもらいます。なりたいヘアの完成が近付いてきたら、将来的なハイライトやパーマデザインを提案するなど、マンネリ化しないように工夫しています。常にデザイン提案しながら長期にわたって一緒にヘアスタイルを楽しむことで、新規の男性客が常連客になってくれるケースが多いです。
男性客への提案ポイント!
スタイリングを気にされるお客さまは多い!手軽さと仕上がりのクオリティーを高める提案で、メンズ客を育てる
上記の通り、ナチュラルな質感の、やわらかな印象に仕上がるヘアスタイルが好まれています。スタイリングの方法や、その商材に触れられる「仕上げの時間」は、メンズ客にとって重要な情報収集の機会になります。『NORA』では、仕上げに使用するスタイリング剤をセット面に置き、お客さまの視界に入るよう心掛けているのだそう。『ジオ フレイマン スタイリング』は肌のことも考えられた設計で、適度なセット力とナチュラルなツヤ感を出せるのが魅力。やり過ぎない、ナチュラルにキマるスタイリングで、メンズ客の美容意識を育ててみては?
(左から)ジオ フレイマン ファイバーム <ヘアトリートメント ・ スタイリングバーム>
ワックスのように毛先を動かせる、画期的なメンズ用バーム。 44g/¥2,640
ジオ フレイマン フロートエマルジョン <ヘアトリートメント ・ スタイリングクリーム>
指通りとセットを叶える、進化したエマルジョン。 60g/¥2,420
ジオ フレイマン ムーブドロップ <ヘアトリートメント ・ スタイリングオイル>
ベタつかず動かせる、ツヤスタイリングの新定番。 55mL/¥2,640
※価格はメーカー希望小売価格(税込)です。
サロン帰りの仕上がりでお客さまのココロをつかむ
男性客を育てる上で、仕上がりの良さは欠かせないポイントの一つだと言えます。ここでは『ジオ フレイマン スタイリング』を使ったスタイリングテクニックを紹介。
やり過ぎないおしゃれ」をつくってみましょう。
Style 1
Step 1
根元のみドライヤーで乾かし、中間~毛先がウエットの状態で『ムーブドロップ』を全体にしっかりともみ込む。
Step 2
前髪をパート分けしてかき上げたら、毛流れと全体のフォルムを整える。
Step 3
弱風のドライヤーで髪を乾かしながら中間~毛先のディテールを整え、固定する。
STYLINGPOINT
ウエーブヘアには、ベタつかずにツヤを出せる『ムーブドロップ』をチョイスし、少し重みのある質感を楽しむ。ミディアムヘアは耳周りが重要。耳にかけてから指でつまんで少しほぐすと抜け感のあるスタイリングに
Style 2
Step 1
額の生え際から指を通し、後頭部に向かってオールバックに流しながら全体に塗布する。
Step 2
『フロートエマルジョン』を少し足し、手のひらを使って片サイドを根元からつぶすようにタイトにセットする。
Step 3
パートの位置を決めたら分け目をしっかりとつけ、STEP2とは反対側の前髪をフロントに引き出し、形を整える。
STYLINGPOINT
髪の面を生かしたデザインには、毛流れ・ツヤ感・セット力の3拍子がそろった『フロートエマルジョン』がおすすめ。前髪は内側から指を通して整え、タイトに押さえる箇所とボリュームを出す箇所のバランスを考えること。
Style 3
Step 1
手の指もしっかりと使って根元からかき上げるように、全体にしっかりと塗布する。
Step 2
イヤーツーイヤーを境目に、それぞれバックとフォワード方向に毛流れをつくる。指を使って束感を整える。
Step 3
全体の毛流れが整ったら、目尻を基点にサイドの髪の毛先をリバース方向に整える。その後、襟足をタイトに締める。
STYLINGPOINT
レイヤーの入ったショートヘアは、束感のつくりやすさが魅力。セット力のある『ファイバーム』が◎。サイドの毛流れを整える際は、片手を添えて毛先のみ動きを出すようにするとおしゃれに仕上がる。
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