2022年10月4日(火)、東京国際フォーラムにて「idファイナルステージ2022」が開催されました。コロナ禍を受け、2年ぶりの開催となった今回はアワードやコンテンツを拡充し、国内5つの地域での予選をオンライン形式で行うなど、時代にフィットしたコンテストへと進化。待ちに待ったidの開催に、たくさんの方が大きな期待を寄せていました。
report
今回はコロナ感染予防対策として入場できる方に制限を設け、安心・安全を守りながらの応援となりましたが、スタート直後から会場は大きな熱気に包まれました。いよいよ30分間の競技が開始。応援者や審査員が見つめる中、粛々とハサミを動かす選手のみなさん。中には手が震えている人も…!15分が経過する頃にはドライヤーの音が少しずつ大きくなり、残り10分を切ると会場にスタイリング剤の匂いが漂います。あと5分、モデルさんを立たせて最後の仕上げに。興奮冷めやらぬ中、競技が終了。選手のみなさんは力を出し切った表情でした。
リアルコンテストを見に来るのは久しぶりなので、とても刺激をもらいました。モデルもデザインもレベルが高く、特にデザインアワードはかなり切り込んでいる人が多く、大胆な発想と切り込む勇気に感動しました。選手のみなさんを見て魂が震えましたね。自分の創作意欲を揺さぶられた気がします。
モデルさんのプロ意識も垣間見え、色々な意味で本当にレベルが高いと思いました。オンラインで予選が行われたのも裾野が広がっていいと思いますし、こういうショーアップされた会場に来るのは熱気を感じられて刺激になります。
award work
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design award
design award
id2022 design award テーマ
MODE COMPASS 2022-23 A/W
NEW EXPRESSION Theme:
New Femininity ニューフェミニティー
違和感や逆転効果で描き出された
時代に求められる新しい女性らしさ
モードコンパス ニューエクスプレションの
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氏川 りの [niko hair]
インタビュー
ふわっとした色の中に真ん中だけ
オレンジが輝く花をイメージ
氏川さん:いちばんこだわった点は前髪です。元々、鼻くらいまであった前髪をどのくらいの長さにするか、何回か切りながら似合うラインを探し、思い切ってパツッとカットしました……
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阿部 力 [vetica]
緊張されている方もおられ、僕も審査しながら緊張したのですが、そういう熱い思いを持っている人がこの会場にはたくさんいることを強く感じました。クリエイティブをもっと盛り上げ、街に素敵なデザインがあふれるような日本にすべく、みんなで同じ方向を向いてがんばっていきたいです。
鳥村 真子 [ことりの村]
佐々木 よしの [COIFF1RST 長崎 SHAMPOO BOY]
IMPRESSIVE Prize
三輪 安佳里 [YENN]
菱田 宏哉 [Befine e-ha]
FASHION Prize
佐々木 よしの [COIFF1RST 長崎 SHAMPOO BOY]
men’s design award
id2022 men’s design award テーマ
MODE COMPASS 2022-23 A/W
NEW EXPRESSION Theme:
New Femininity ニューフェミニティー
違和感や逆転効果で描き出された
時代に求められる新しい女性らしさ
モードコンパス ニューエクスプレションの
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清原 和哉 [NYNY]
インタビュー
“中毒性”があるから、コンテストは
やめられない
3回目にして掴んだ栄冠!
清原さん:自分のなかに設けたサブテーマが「カウンターカルチャー」。70年代のアメリカを中心に展開した、上流階級に対してのアンチテーゼを含んだ若者文化です。それを現代に落とし込んだ時に……
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矢崎 由二 [LIPPS]
3年前の前回大会よりレベルが上がっていてびっくりしましたし、感動しました。僕もチャレンジャーとして一緒に戦いたいと思いましたね。メンズ美容業界はまだまだ発展途上な分野。このようなチャレンジを続けてさらなるレベルアップにつなげていけたらいいなと思います。
三橋 翔太 [SKNOW]
鈴木 優希 [TAYAけやき通り店]
IMPRESSIVE Prize
阿部 桐子 [KINOSHITA GAIEN EAST STREET]
鈴木 恵太 [Douglas hair]
FASHION Prize
中尾 文哉 [LIPPS hair 銀座]
design award
design award
color design award
id2022 color design award テーマ
Next Trend Color ネクストトレンドカラー
立入 鈴菜 [jurk]
インタビュー
お客様の生活の一部になるカラーを意識。コンテストは新しい発見と出会える場所
立入さん:モデルさんは普段からお客様としてカラーを担当させていただいている方なので、彼女の新しい一面を引き出すようなカラーにしたいと思いました。撮影のためにカラーをするというよりサロンワークの……
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大倉 貴志 [imaii]
id trendなので、道端を歩いていてハッとさせられるようなヘアカラーがもっとあったらいいなという思いを込め、それを1つの選考基準として選ばせていただきました。ヘアカラーでもっと日本の女性をきれいにできるよう、一緒にがんばっていきましょう。
DROP TOKYO Prize
林 宜洋 [CHITOSE]
bob design award
id2022 bob design award テーマ
Street Bob Style ストリートボブスタイル
藤木 豊和 [Befine]
インタビュー
トレンドに寄せすぎず、自分の好きを追求そのうえで時代性にもピントを合わせる
藤木さん:ハッピーなイメージが漂うボブにしたくて、風でなびく髪とともに、キラキラの紙吹雪を散らして、躍動感と動きのある作品をつくりました。今まで多くの諸先輩がたの作品を見てきましたが、ちゃんと……
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SAKURA [Cocoon]
決め打ちで撮っているものが多いと感じました。手軽に写真が撮れる時代だからこそ、色々な角度で撮ってみると自分が切ったカットラインや狙ったフォルムがどう見えるかが明確になります。そういう取り組みによって表現の幅が広がり、サロンワークのさらなるレベルアップにつながるのではないかと思いました。
DROP TOKYO Prize
中山 大地 [EDAME]
selfie photo award
id2022 selfie photo award テーマ
This is Me ディスイズミー
森 隆之介 [ヴェールルージュ美容専門学校]
インタビュー
男らしさとシャープさを表現
下からのアングルで圧倒する雰囲気に
森さん:僕はモノトーンが好きなので、髪色や衣装、背景もモノトーンにして統一感を出し、シャープで冷たい質感にしました。ヘアはツイストっぽく整え、シャープで男らしさを出した作品です……
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相澤 樹 [stylist / costume designer / 空間producer]
100人いれば100通りの見せ方があるんだなと改めて感じました。心に置いておいてほしいのは、情報だけでなく自分の足や手、五感で感じて本物を見極めるということです。辛いことがあっても止まらず前に進み、自分自身を発信してほしいです。
FASHION Prize
福田 巧大 [高崎ビューティモード専門学校]
DROP TOKYO Prize
隈井 稜登 [中日美容専門学校]