「グレイカラーでも、自分らしさを表現したい」。その想いに応えて、『エドル クオン』は誕生しました。
カギとなるのは、「透明感」と「高染着」。ファッションカラーのような濁りのない透明感を表現しながらも、白髪までしっかりと染め上げる高い染着力を実現したグレイカラー。
シナジープレックスオイル処方によって、グレイカラーの可能性を飛躍的に拡げた『エドル クオン』のメカニズムを紹介します。
「透明感」の最大の敵は、赤濁り
黒髪には、「ユーメラニン」と呼ばれる黒~茶色のメラニンと、赤濁りの原因となる「フェオメラニン」の2種類のメラニンが存在します。
カラーを施術した際に、この2種類のメラニンを分解し漂白しますが、赤濁りを持つフェオメラニンはユーメラニンに比べて分解されにくい性質があり、施術後の毛髪に赤濁りが残ってしまいます。
当社従来品では、薬剤色を赤く濁らせ、白髪を黒髪の赤濁りの色調と合わせることで目立たなくしていましたが、その結果、透明感を失っていました。逆に、透明感を優先するために薬剤色から濁りを取り除くと、黒髪と白髪のコントラストが大きくなり、白髪をカバーすることができません。
そこで今回、白髪と黒髪のコントラストの課題を解決するために、ファッションカラーの『エドル』に採用されている、赤みを抑えて透明感を表現する技術をグレイカラーに最適化しました。それが「シナジープレックスオイル処方」です。
「シナジープレックスオイル処方」では、ユーメラニンに送られていた分解エネルギーをユーメラニンのアニオン部分(―)と反発させてフェオメラニンに送ることで、フェオメラニンの分解効率をアップし、赤濁りを特異的に漂白し、ニュートラルな色みに導きます。
ヒトの髪と同じフェオメラニン(赤み)のみで構成されている名古屋コーチンの羽毛。この羽根を使って、従来の処方とシナジープレックスオイル処方で比較をすると、当社従来品よりも白みを帯び、赤みが効果的に脱色されます。
この技術により『エドル クオン』では薬剤色の赤濁りに頼らず白髪と黒髪の透明感を合わせグレイヘアにも透明感のある仕上がりをかなえることができました。
染まりにくい白髪を「高染着」へ
歳を重ねるにつれ、毛髪が染まりにくくなります。その原因の一つに、加齢により、染料の定着部位が減少してしまうことがあげられます。
毛髪内部のCMC(細胞膜複合体)は、親水性タンパクから成るδ層とそれに隣接する脂質成分のβ層で構成されます。(図.1)
染料の定着場所となるβ層ですが、40~50代ではこの脂質成分が少なくなり、染料の定着できる場所が失われ、染まりにくくなっていくのです。
染料の定着場所を拡充するため、CMCβ層に類似する脂質成分を補給することで、『エドルクオン』では染まりにくい白髪にもしっかりと染着できるようになりました。
これにより、クリアな色みでもしっかりと白髪をカバーでき、色持ちの良いグレイカラーが実現できました。
グレイカラーの限界を超えて。色褪せない自由を。
そのほか、シナジープレックスオイル処方では、配合されているプレックス成分(酒石酸)により髪を補修し、髪本来の美しい色と艶を取り戻します。
赤濁りを抑えたことで、自由な色表現が可能となった『エドル クオン』。白髪をしっかりとカバーしながら、透明感のある色みをサポート。年齢にとらわれない、自分らしいカラーをいつまでもかなえ続けます。
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