人を一瞬で魅了し、見た人の心にその美しさが残る。『SEE/SAW』は、そんな印象的な髪を目指しました。着目したのは、髪の艶と透明感をつくり出す光の反射。光が加わることで、理想的な艶と透明感を生み出し、毛先までやわらかな印象の艶髪へ導きます。
そんなSEE/SAW独自の「艶」を生み出すしくみについて説明します。
「艶」のトレンド変遷―今の時代が求めている理想の艶髪とは?―
艶は毛髪に光が反射することで生まれますが、10年ほど前まではギラギラとした硬い印象の艶がその時代のトレンドでした。光の屈折率が高い成分で毛髪をコーティングし、反射を高めることで艶を出していたのです。
実際に、その頃の女性誌の表紙を見ると、ギラギラとした艶髪のモデルが中心でした。ところが近年では、やわらかく透明感のあるナチュラルな艶髪のモデルが表紙を飾っています。このことからも分かるように、今の時代は、透明感ややわらかさのある、思わず触れたくなるような艶髪が求められています。
光のグラデーションで印象を変える―SEE/SAWテクノロジー―
SEE/SAWを開発するにあたり、私たちは透明感・やわらかさがキーワードになると考えました。やわらかく透明感のある艶髪をどうしたら実現できるのか?注目したのは、光のグラデーションでした。
左は色の境界をはっきりと分け、白と青のコントラストを大きくした画像です。硬い印象になっているのがわかります。右は色の変化を滑らかにし、青から白にグラデーション状に変化させた画像です。透明感があり、やわらかい印象になっています。この印象の違いを髪の艶に応用できないかと考えました。
毛髪の光の反射には、表面で反射する「表面反射」と、内部の背面で反射する「背面反射」の2種類があります。(図1)「天使の輪」と呼ばれるくっきりとした艶は表面反射によるもので、背面反射は天使の輪の隣にぼんやりと光る艶をつくります。
このことから、艶にグラデーションをつくるためには、表面反射だけでなく背面反射を高めることがポイントになります。
表面反射と背面反射を高めるために、従来とは異なる方法や他分野の技術なども試みました。しかし、グラデーションのある艶はできませんでした。試行錯誤を重ねる中で、光が屈折率の異なる境界で反射する特性に着目しました。屈折率の高い層と低い層の重なりを毛髪に作り、表面反射と背面反射を高められないかと考えたのです。そこで、シャンプーに屈折率の低い水溶性の成分を、トリートメントには屈折率の高い油性成分を配合し、髪の上で重ねました。すると、髪にきれいな光グラデーションができ、300回以上の試作を経てようやくやわらかで透明感のある艶を生み出すことに成功しました。(図2)
光を味方にする髪へ。
毛先までしなやかな手触りで、やわらかな印象の艶髪をつくる『SEE/SAW』シリーズ。いままでになかったヘアケアの概念で、補修の先にある髪の美しさを追い求めてきました。光を味方に、あなたの印象まで美しく。髪と心にあふれる光で、毎日を輝かせます。
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